受験対策問題集中心×
受験対策問題集を中心に受験勉強をしてはダメです。
「本屋で受験対策用問題集を買いあさる」4月や夏休み直前には、よく見られる光景ですよね。あなたの家の本棚にもズラッとたくさんあるかもしれませんね。ですが!書店で販売している受験対策問題集を中心に受験勉強をしてはダメです。偏差値が低い人(特に偏差値が55以下の人)中学生、高校生なら学校の通知表の平均が5段階で4以下の人は、今の学年よりも前の学年に戻らなければならない単元が必ずあります。
入試本番では小学6年生に学んだこと、中学3年生で学んだこと、高校3年生で学んだことだけが、出るわけではありません。例えば公立高校受験なら入試問題の範囲で最も配点が高いのは、中学2年生で学んだ単元です。
中学受験でも大学受験でも本番では、このように前の学年で習ったことが幅広く出ます。そのため、幅広い分野、単元を勉強しなくてはなりません。人によっては前の学年はおろか、中学生なら小学生で習ったこと、高校生なら中学生で習ったことまで戻らなければならないことがあります。そのため受験対策用問題集オンリーで勉強してはいつまでたっても偏差値は上がりません。受験対策用問題集というのは、苦手単元の克服にはほとんど役立たないからです。
入試では、多くの単元を複合的に組み合わせて問題が作られているからです。英語で長文読解での配点が高い理由は、文法も単語も構文も理解していないと
解けないからです。算数や数学、理科の力学でも1つの単元だけ理解していても解けないですよね。受験対策用問題集をやる目的の1つは、入試本番での問題形式に慣れること、そして、もう1つは、自分の出来ない単元を探すことなのです。受験対策用問題集は、できない問題のどこを間違えたかを把握したとしても、そこを克服するための単元は詳しく載っていません。ですから、苦手単元の克服は、学年別問題集か単元別の問題集を利用しなくてはならないのです。
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